治療の流れ
ここでは、実際に患者さんが抱えている人工関節手術に対する疑問や不安を少しでも解消できるよう、当院の人工関節専門チームのスタッフが入院前から退院後の生活までの主な流れについてご紹介します。


人工関節専用ガイドブック
手術が決まったら
- ガイドブック(手術に関する資料)を受け取ります。
- 検査を受けます。(例:肺のレントゲン、心電図、血液検査、尿検査)
- 手術前リハビリのために来院する日を決めます。
入院前の来院時に行うこと(4週間〜2週間)
- 手術前リハビリを行います。(2、3回)
- 自己血輸血の採血を行います。(股関節の場合や必要に応じて)
- 費用についての説明を受けます。→ 詳しくはこちら
- 手術に必要となるいろいろなレントゲン写真を撮影します。(膝関節の場合)
- 人工関節手術DVDを視聴します。
- 入院についての説明を受けます。

- 禁煙・減煙をしましょう。
喫煙は治癒のために欠かせない体の酸素の循環を少なくする働きがあります。 - 手術前から運動をはじめましょう。
手術前から運動をはじめて必要な筋力をつけておくことは、手術後の回復を促すためにとても有効です。
※担当医師や理学療法士から指導された運動を行いましょう。 - 術後感染の予防のため、虫歯は治療しておきましょう。
手術前
手術を受けることを決断し、入院されてくる患者さんへ
私たち病棟看護師が、安心して治療が受けられるようにサポートいたします。
手術に対する不安や痛みについて、退院後の生活のことなどなんでもご相談ください。
- 便が出にくい場合は下剤や浣腸を使用することがあります。
入院前から便通を整えておきましょう。 - 不安や環境の変化により、眠れないこともあります。 睡眠導入剤の使用の希望があれば、ご相談ください。
- 手術前に病棟で点滴をし、手術室で麻酔をします。
- 適応のある方には、経口補水療法を実施しています。
経口補水療法の対象の方は、病棟で麻酔のための点滴の管を刺します。
ただし点滴は手術室に入ってから行います。
入院中
- ガイドブックをよく読んでおきましょう。
- 「痛みのスケール」を毎日記録していきます。
手術前~手術後の痛みの経過を、看護師と一緒にみていきます。
人工関節専用ガイドブック
痛みのスケール
手術後
- 担当医師からご家族の方に手術の結果についてのお話があります。
- 点滴の管、尿の管などが体内に入っています。
- もし痛みが強い時は痛み止めの注射や座薬などを使用しますのでお申し出ください。
人工関節手術のリハビリテーション
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