平成23年10月2日 あなたの大切な人を脳卒中から守るために
~「予防・早期発見のポイント」から「家庭でできる介護」まで~
■ 市民公開講座:あなたの大切な人を脳卒中から守るために
~「予防・早期発見のポイント」から「家庭でできる介護」まで~
かつて「国民病」と呼ばれた脳卒中の死亡率は昭和40年(1965年)をピークに低下しています。でも、これは決して「脳卒中が減っている」という意味ではありません。日本は依然として脳卒中が多い国であることに変わりはなく、単に脳卒中が「命を落とす病気」から「障害を残す病気」へと徐々に変貌を遂げつつあるだけにすぎません。介護を要するようになった原因の第1位は脳卒中です。したがって、日本の国が中身の伴った長寿大国になるには、すなわち介護や認知症を伴わない健康な長寿を謳歌するためには、脳卒中の予防や早期発見への取り組みを避けて通ることはできません。
富山県は脳卒中が全国平均よりも多く、脳卒中を発症してから病院までの到着時間が依然として長いため、治療そのものが後手に回らざる場合が少なくありません。
今回の済生会富山病院:市民公開講座「あなたの大切な人を脳卒中から守るために」は、2人の講師の先生をお招きし、脳卒中はどうしたら予防できるのか、またどのような症状が出たら脳卒中が疑われるのか、そして万が一家族やあなたの大切な人が脳卒中になってしまったら、あなたは何ができ、どのように接したらよいのか、についていろいろなポイントを分かりやすくアドバイスしていただく予定です。
みなさんといっしょに脳卒中について考え、そして1人でも脳卒中の発症を減らしたいと私たちは考えています。入場は無料です。どなたでもご参加いただけますので、是非ともご参加下さい。